まっさら

ハロプロと同性パートナーとの生活、思うこと

なんじゅう5歳という区切りの意味

たけちゃんが、アンジュルムを卒業する。たけちゃんの年齢を昨日の段階では気にしていなかったけれど、あゆみちゃんの東スポ連載を読んで、そっか、25歳だったんだと思った。

 

 

有料記事なので細かな中身には触れないけれど、アンサーソングのような気持ちでブログを書いてみる。

 

私は今年、35歳になった。なった途端に、なんだか急に焦り出し、「私、このままでいいんだろうか」と思いはじめた。いくつかの方策を検討し、足掻き、道を決め、40代を迎える前にもうひと踏ん張りする体制を整えた。

忌まわしきブラック企業時代、あまりにも厳しくて退職の原因にもなり一方で成長もさせてくれた上司は、こう言った。

「20代、30代、40代、50代と各年代それぞれに厳しい環境に身を置いて成長したやつの成長曲線と、30代になった途端、『もう十分頑張ったからこれからはゆっくりしよう』とか言って成長を諦めたやつの成長曲線を想像してみろ。どれだけ生涯年収に差がつくと思う」

成長が全てではないし厳しい環境でのハードワークだけが成長を作るわけでもない。成長度合いが年収に必ずしも結びつくわけではない。年収が幸せに直結する人もいるがそうでない人もいる。……と、ピュアだった頃と比べていくつもの反論が思いつくようにはなったがそれでも節目ごとに頭に浮かぶ。

私は、成長できる環境に身を置いているんだろうか。手なりの成長に、甘んじていないだろうか、と。

 

でも、こういうことが思い浮かぶのって多分綺麗なタイミングじゃないと思うのだ。20歳、30歳、40歳……になりたてのタイミングって、まだ前の年代の気持ちを引きずっていて「なーんだ、大人に見えてたけどたいして変わんないじゃん」とか思っている。そんな気持ちのまま5年くらいやっていって、次の節目が見え始めた来た時、ようやく自覚ができる。

「うわ、折り返し地点来ちゃったよ。もう30代もあとちょっとじゃん」と。

ふと立ち止まって振り返ってみればそこまでの5年でできたこともできなかったことも浮かんで、できなかったことの方にフォーカスがあったり、「これはここまで頑張ってきたからもういいや」となったり、新しいことを始めたくなったりする。

それが、「なんじゅう5歳」って区切りなんじゃないか。少なくとも私はそうだった。

 

アイドルちゃんたちもそうなのかもしれない。20歳を迎えて晴れ着で撮影して、気を引き締めてグループの1番上の年代をやって後輩を指導して、自分自身もどんどんパフォーマンスに味が出てくる。駆け抜けているうちにすぐに20代の半ばがやってきて、次のキャリアを考えたくなる。それが25歳なのではないか。

私は私の推しには自分のやりきったと思えるタイミングで卒業してほしいと思う。みんながそう言うから、そうしてるからって変な圧で、その時期を決めたり逆に避けたりしないでいてくれたらいいなと思う。

だいたい、なんで男性アイドルは30代でも40代でもアイドルできるのに、女性はできないんだろう。みんな自分の推しのこと、できるだけ長く見ていたいもんじゃないの? 「女性アイドルの旬」とか言ってしまう人は、どんどん後続グループも新メンバーも出てくるんだからそちらを推したらよろしい。モーニング娘。さんの歌割りシステムに対して思うことは私もないではないけど、それはシステムを変えたほうがよいという話であって、25歳をすでに越えているメンバーになんやかんや言うのはどうかと思う。

 

すでに25歳を越えてアイドルを続けているメンバーもいて、25歳定年説なんておたくの勝手な妄想だってことが証明されていたはずだと思っていたので、あゆみちゃんのブログを見て、まだ25歳だどうだと言っている人たちがいるってこと自体にびっくりしてしまってこんなブログになりました。(こういう記事書くってことはたけちゃんやその周囲にそういう言葉が届いたんだろうなと想像している)

 

みんなが自由に自分らしく、自分の進む道を決められますように。